復讐？

『仲を掻き回してやる』
『YUMIが最後の人と決めてたのに』
『TSUYOとYUMIが楽し気にクルマに乗ってる姿を思い出すと怒りの極み』
『TSUYO、彼女がいるのにヘラヘラとYUMIを誘う根性がわからない』
『必ず復讐する。俺と同様つらい思いさせてやる』
『復讐なんて本当はしたくないよ。それだけ辛い日々を過ごしてきたんだよ』

同僚、私は全く返信をしないのに、こんな内容のメールをたくさん送信してくる。情緒が安定しているとは決していえない状態で怖くなる。逆恨みも甚だしい

TSUYOくんに何かしたらどうしよう
私のことを想ってくれているのだとしても、そんな脅しで私を自分のものにして幸せなの

同僚のこと、今まではいい友達でいたいと思っていたけれど、今は大嫌いだ。

…会社に行きたくないな。

家族

同僚からのメールでかなり凹んでいるところにTSUYOくんからメールが届きました。
『YUMIが大好きです。愛しいです。』

TSUYOくんと一緒にいたいけれど、いつも私はTSUYOくんに迷惑をかけることばかり。心配・不安になる要素がたくさんある。このまま一緒にいてもいいのかなぁ…

『TSUYOくんとずっと一緒にいても、いいよね？』

『これからずっと一緒にいよう。家族になれたらいいな。』

家族になれたら、いいね。
でも、そんな日はきっと来ない。

無事を祈る

TSUYOくんと一緒に過ごしている間に、私のことを想ってくれている同僚からメールがたくさん届いていました。
私とTSUYOくんが一緒にいるところを見たのかな私がずっとメールの返信をしないからかな

『YUMIのことだけを見てきたのに』
『YUMIが好きだよ。本当につらいよ』

そういった内容の論文メールがたくさん
いつも、自分の気持ちばかりを私に押し付けてくる同僚。私には同僚に対する恋愛感情はないし、同僚だってそれを分かってるのに。

以前にも勝手に暴走して、TSUYOくんに私から手を引くようにって言ったことのある同僚。流れとしては暴走しそうな雰囲気

今回は何事もないことを祈るけど…。TSUYOくんに何も悪いことが起こりませんように。

返信あり

ようやくTSUYOくんからの返信。もうおうちに戻ってきちゃったよ
『春巻き食べに遠征してきたの？誰と行ってきたぁ～？なんてね。』
だって。

TSUYOくんこそ、誰と何をしていたの
…なんてね。

返信なし

美味しい春巻が食べたくて、横浜中華街に来ました
TSUYOくんに『おみやげ、何がいい？』ってメールしたのに…。

何時間待っても返信なし

 

昨日は「明日はうちにいる」って言ってたのに、お出かけしてるの

…誰と

波乱？

『YUMI、俺のこと、好きか？』

TSUYOくんがそういうことを訊くときって、なにかあったとき。
…もうＴＳＵＹＯくんの人生は狂い始めてしまったの

失うものの重さ

『ＹＵＭＩ、今日も訊かなかったんだけど、やっぱり訊きます。メールで悪いけど、俺と付き合ってくれる？』

『あのね、TSUYOくんの人生を狂わせてしまうと思うけれど…ＹＵＭＩでいいの？
ＹＵＭＩはＴＳＵＹＯくんのことがとても大切だから、ＴＳＵＹＯくんの幸せを心から祈っています。だからＴＳＵＹＯくんが幸せだと思える人と付き合ってるのなら、二番目でも構わないと思ってます。
いろんなマイナス要素を考えたうえでＹＵＭＩと付き合ってくれるなら、もちろんＴＳＵＹＯくんとずっとずっと一緒にいたい』

ＫＵＭＩさんと別れてしまったＴＳＵＹＯくんに、こんな返信しかできない私。
でも、これが本心。
もし、私と一緒にいたら、ＴＳＵＹＯくんに輝かしい未来はなくなっちゃう…。二番目のままの方が、よかったのかも…